医療相談課

部門紹介

基本理念

「共に考え」
「共に行動する」

当院では、昭和36年より精神科ソーシャルワーカーが配置されています。
平成9年に精神保健福祉士が国家資格化されて以降、求められている役割への期待が高く、活躍する場が広がっています。

私たちは、利用者、家族の思いに寄り添い、「その人らしい生活の実現」に向け、共に考え、共に行動することを大切にしています。

業務内容

受診相談、初診時や入院時の対応、生活に関する様々な相談等、多岐にわたる相談業務を行っています。

利用者、家族の話を聞き、それらを元に多職種や多機関へ発信、連携が取れるように日々心掛けています。以下は業務の一例です。

  • 受診相談(受診希望、入院希望等)
  • 予診(初診時の対応)
  • 入院中の相談、退院に向けた支援(入院時の診察への同席、退院に向けた生活環境の整備、退院調整等)
  • 生活上の困りごとの相談(対人関係、制度利用、経済、日々の悩み 等)
  • 医療保護入院者退院支援委員会
  • ケア会議、関係者カンファレンス

社会活動

その人らしい生活を支援するうえで、生活環境の整備や地域づくりは大切な活動になります。そのため外部の会議などに参加し、関係機関と「顔の見える関係」や「つながり」を大切にしています。

また、ピアサポート活動を通し、より当事者の声を大切にする支援に取り組んでいます。

  • 病棟活動へのピアサポーターの参加
  • 自立支援協議会(行政機関、他医療機関、相談支援事業所など)への参加
  • 障害福祉サービス事業所等が開催する会議への参加
  • 精神保健福祉援助実習生の受け入れ

スキルアップ

医療相談課では、「自分で考え行動する」「人と状況の全体関連性と生活者の視点を持つ」などを実践課題として、以下のようなスキルアップの機会を作っています。

勉強会、研修会

月に一度、院内の精神保健福祉士が集まり、日々の業務の振り返りや必要な知識の取得、技術向上を目的に勉強会を行っています。また、法人内の精神保健福祉士が集まり、互いの情報共有や資質向上を目的とした研修会を行っています。

スーパービジョン

日々の業務を振り返る機会として、定期的なスーパービジョンを取り入れています。私たち自身が抱える悩みや葛藤などを表現し立ち止まり振り返ることで、自身の成長やスキルアップにつなげることができます。