心理課

部門紹介

心理学の知見をもとにして、こころの問題を理解し、より良い生活を送れるようにアプローチをしていきます。臨床心理士および公認心理師が担当します。

心理検査

当院では、患者さまの病状や悩みに合わせた心理検査を実施しています。心理検査の結果から病状や能力、性格の傾向を把握し、今後の治療に役立てられるよう心がけています。また、検査の結果が、日常生活を送る上での一助となるよう、ご本人さまやご家族さまにフィードバックをしております。児童精神科では、必要に応じて学校と連携をはかり、就学支援に活かせるように具体的な提案をしています。

心理療法

当院では、広義のカウンセリングや他機関からの心理療法の依頼には応じておりませんが、当院の主治医の判断と指示に基づいて、限定的に外来、入院患者さまに心理療法を実施しております。心理療法はご本人さまに負担がかかる場合もありますので、状態によってはお引き受けできないこともあります。ご承知おきください。

児童・思春期の患者さまへの心理支援について

子どものこころを大切にする専門的な心理支援

心理課では、児童思春期支援指導加算に基づく児童期や思春期の患者さまへの個人心理療法を実施しています。発達段階や生活背景、こころの状態に対する理解に努め、一人ひとりに合わせた支援を行っています。
心理療法は、単に症状の改善を目指すだけではなく、みなさまが安心して自分の気持ちを表現し、成長していく力を育むことを大切にしています。
今後は集団心理療法の開催も予定しております。

          

大切にしていること

当院の心理支援では、患者さまがこれまでに経験してきたつらい出来事やストレスが、現在の行動や感情に影響している可能性を理解し、

  • 安全であること
  • 信頼関係を大切にすること
  • 無理に話させないこと
  • 子どものペースを尊重すること
を重視した支援を提供します。「何があったのか」ではなく、「これまでよく頑張ってきた」という視点を大切にしながら関わっています。

          

親御さまへのメッセージ

子どもの心理療法は、子ども本人だけで完結するものではありません。日々の生活の中で支えておられる親御さまの理解とご協力が、支援の大切な土台となります。必要に応じて、

  • 子どもの状態についての共有
  • 関わり方の工夫についての相談
  • 親御さん自身のお気持ちへの配慮
などを行いながら、ご家庭と医療が連携して子どもを支えることを大切にしています。
「どう関わればよいのかわからない」「これでいいのか不安」と感じることは自然なことです。親御さんも決して一人で抱え込まず、私たちと一緒に考えていきましょう。

          

多職種チームによる総合的な支援体制

医師・外来及び病棟看護師・精神保健福祉士・作業療法士・事務職員・心理師が連携し、チームで患者さまとご家族さまを支援していきます。それぞれの専門性を活かしながら情報を共有し、心理面・生活面・医療面を総合的に捉えた支援を行っています。

ご関心のある方はこちらのチラシをご覧ください

多職種との連携と協働

院内では、デイケアやピアサポートの活動の場に参加し、他の専門職と協働しています。その他に、当院の入院患者さまの退院後の支援や、外来患者さまの治療と並行して行われている支援に関わる他機関の職員とも連携をとっています。こうしたケア会議では、患者さまが復学や社会復帰をする際に、必要な支援について一緒に検討し、重要と思われる援助について提案をしています。
<主に参加している活動や会議など>
  -デイケア/リワークプログラム(認知行動療法)
  -病棟でのピアサポート活動の参加
  -ケースカンファレンス
  -教育機関や行政機関とのケア会議

公認心理師養成プログラム

 当法人は、2025年8月1日付で、公認心理師法第7条第2号に基づく実務研修施設としての認定を受けました。これは、大学において公認心理師となるために必要な課程を修了した方が、省令で定められた施設において一定期間の実務経験を積むことで、公認心理師国家試験の受験資格を得られる制度に基づくものです。
当法人では、3年間の実務研修プログラムを提供しており、地域に根ざした精神科医療の現場で、実践的な心理支援のスキルを身につけることができます。
私たちは、実務経験を通じて学ぶだけでなく、研修終了後も地域に根づき、地域から求められる心理専門職として活躍してくださる人材の育成を目指しています。

2027年4月採用の募集要項は
こちら